今回はシリーズ全作をクリアしているKHファンの私が、2019年1月に発売されたPlayStation 4、Xbox One用ゲームソフト「キングダムハーツ3」のレビューを書いていきたいと思います。
総評
個人的な評価としては、面白いのは間違いないですが、終盤のストーリーで評価を落としたかな、という感じです。
このゲームのイマイチな部分ははっきりしていて、それは終盤のストーリーが駆け足で難解すぎるという点です。
(私を含むKHシリーズを全作クリアしている方々ですら、終盤のストーリーを完璧に理解することは難しいです。)
しかし、終盤のストーリー以外の評価は、まさに神ゲーそのものです。
個人的にはこんな方にお勧めできるゲームです。
アクションゲームが好き
ディズニーが好き
個人的に良かった・良くなかったと感じたポイントは以下です。
戦闘が楽しい
グラフィックやマップの作りこみがすごい
ストーリーが微妙
クリア後のやりこみ要素が少ない
これら、良かった点・良くなかった点をレビューしていきたいと思います。
良かった点
戦闘はシリーズ最高
戦闘や操作性に関しては、手軽に爽快なアクションが楽しめるKHシリーズの良さが正統進化していて、シリーズ最高の出来だと感じました。
前ナンバリング作のKH2は△ボタンによる固有アクションを強制されている感じがしましたが、今作ではそういったシーンが少ないため、より多彩なアクションが楽しめると感じました。
また今作では、キーブレードの強化が追加され、戦闘中にキーブレードが変形し各キーブレードに応じたアクションが楽しめるため、初期のキーブレードやお気に入りのキーブレードを無理なく最後まで使うことができます。
前作までは能力値やアビリティの良いキーブレードに持ち替えていたのでこの点は素晴らしいと思いました。
さらに、前作まではキーブレードを持ち替えるためには、敵のいないところでメニューを開いて持ち替える必要がありましたが、今作ではメニューを開かなくても3本までなら自由に持ち替えることができます。
この要素が前述の戦闘中にキーブレードが変形し各キーブレードに応じたアクションが楽しめるという要素と良い相乗効果を生み出しており、より多彩なアクションが楽しめます。
グラフィックやマップの作りこみがすごい
2005年にPS2から発売された前ナンバリングタイトルのKH2から約13年の時を経て、グラフィックが超絶進化しています。
トイストーリーやアナ雪のワールドなどのグラフィックはディズニー映画そのままです。
また、パイレーツオブカリビアンのワールドではジャックスパロウとかリアル過ぎて実写かなと思いました。
実際に映画の中を冒険している気分になりディズニー好きにはたまらない出来になっています。(アナ雪のあの名シーンもほぼ完ぺきに再現されています。)
また、マップもめっちゃ広くなっています。ゲームが始まってすぐに道に迷いました(笑)まさかKHシリーズで道に迷うとは思っていなかったので本当に驚かされました。
それくらいマップが広くなっています。
良くなかった点
ストーリーが微妙
私はKHシリーズを全作クリアしていますが、それでも終盤のストーリーはよくわからないところが多すぎます。
これだけが非常に残念だと思いました。
あとは、シリーズを続けるつもりならテラ・ヴェン・アクアのBbs組やロクサス・シオン・アクセルの358/2組の扱いはそんなに急がなくてもよいのではと思いました。
クリア後のやりこみ要素が少ない
クリア後の隠しボスが1体だけなのはちょっと少ないかなと思いました。
前ナンバリングタイトルのKH2FMは隠しボス何体いるのかというレベルだったので、それと比べられてしまうのはあまりにも酷ですが、それでも隠しボスが1体だけなのはちょっと少ないですね。
まとめ
個人的な評価としては面白いのは間違いないが、KHシリーズを全作クリアしている私ですら難解な終盤のストーリーのせいで上げて落とされたという感が強く正確に評価するのが難しいという印象を受けました。
ゲーム面は間違いなく進化しているので、次回作に期待したいと思います。
KHシリーズやったことないけど今作からでも大丈夫?
「アクションゲームとしてなら大丈夫」と私だったら答えます。ゲーム内に過去作の振り返りができるモードはありますが、それを見ても今作終盤のストーリーは正直何言ってるかよくわからないと思います。なので、ストーリーはあってないようなものと考えるとアクション部分は十分に楽しめるのでおすすめできます。
また、ディズニーワールド部分の出来は本当に素晴らしいので、ディズニーは好きだけど普段ゲームはしないという方にもおすすめです。